W222/ベンツS63の作業です。

冷却水レベル低下の警告メッセージが表示され、ラジエターサブタンクを確認すると、約1リットルほど冷却水が減っていた模様です。

このエンジンで多いタービンクーラントラインかウォーターポンプか…と予測するも、エンジンルームを確認しても冷却水が漏れた痕跡が伺えません。

もしかして？と思いウォッシャータンク内を覗くと…

やはりウォッシャータンク内に冷却水が漏れ溜まっている状態と判明。

ベンツのウォッシャータンクには、ウォッシャー液の凍結防止のためにクーラントラインが挿入されています。

エンジンで温められたクーラントパイプを挿入することによるウォッシャーヒーターとしての機能を持たせているのですが、

その末端の樹脂部にクラックが発生し、パイプ内を循環する冷却水がタンク内へとリークしているトラブル。

地味に多いこのトラブル、ウォッシャーヒーター組替後は冷却水のエア抜きを行い作業完了です。